バリ州における自閉症児童生徒支援のための特別教育施設の完成式の実施

2015/9/28
9月25日、バリ州バドゥン県ムングイ村において、我が国の草の根・人間の安全保障無償資金協力によって建設された自閉症の児童生徒を支援するための特別教育施設の完成式が行われました。本完成式には、日本側から野村在デンパサール日本国総領事、インドネシア側から、アナック・アグン・グデ・アグン前バドゥン県知事、地元ロータリ・クラブの代表等が出席しました。

同教育施設は、本年2月に日本国政府とメイディナ・ヌサンタラ財団の間で署名され、日本国政府から当該団体に27,565米ドルが供与された草の根・人間の安全保障無償資金協力「バリ州における自閉症児童生徒支援のための特別教育施設増設計画」の事業として建設されました。本計画は、デンパサール市内に自閉症の子どもたちのための学校Youth Shine Academyを運営している同財団が、バドゥン県に新たに教育施設を増設することを支援するもので、教育訓練を行うための教室2室及び事務所を建設し、併せて教育訓練のための必要な備品も整備しています。

バリ州は、全国でも3番目に自閉症の子どもが多いと言われ、同州のバドゥン県とタバナン県で約500名の自閉症の子どもたちがいると推計されています。本協力によって、これまで遠隔地のため通学できなかったバリ州のバドゥン県やタバナン県に在住する自閉症の児童生徒の教育・訓練を受ける環境を整備し、進学できる学力の養成とともに、技能を身につけ、将来の自立や社会参加を促すことが期待でき、自閉症の子ども及びその子どもを抱える家族の尊厳と社会生活を守り、経済力向上にも資することが期待されています。